Bridges for International Communication
郷に入っては郷に従え。フィリピンに留学するのなら、フィリピンのマナーを守ることが必須です。今回は、フィリピンのマナーやチップについてご案内します。
語学留学に出発する前に、最低限のマナーは覚えていきましょう。
日本ではチップの文化がありませんので、海外でチップを渡す際にどのくらい渡せば良いのか金額に悩む方が多いのではないでしょうか。空港やホテルでポーターに荷物を運んでもらった際、荷物1個につき10~20P(フィリピン・ペソ)。
タクシーでは料金の10%。最低でも10~20P(フィリピン・ペソ)程渡します。レストランでは請求額の10%が基本です(ただし、伝票にサービス料が含まれていた際は、チップは必要ありません)。基本的に、サービスの総額の10~20%ほどのチップを支払うと覚えておきましょう。自分の満足度に合わせて払う額は変更出来ます。
フィリピンでは、レストランやホテルでサンダル・短パンなどを禁止している所もあります。レストランやディスコ、カジノなどでナイトライフを楽しむ際は、男性は襟付きのシャツに薄手のスラックス。女性は薄手のワンピースを着るのが基本です。
日本は歩行者優先の国ですが、フィリピンは車優先。ドライバーの運転が荒く、信号無視もよく見かけます。少しでも早く着きたいと車やバイクはいつも車線変更を行なっており、ちょっとした隙間に入り込むので事故が起こらないかヒヤヒヤします。
信号機はほぼ見かけませんので、気を付けて運転して下さい。なお、歩行者が道路を渡る際は、車が切れた時を見計らって渡らなければなりません。フィリピンは運転マナーが悪く、事故もよく起こります。なるべく運転しないことを推奨します。
配管が細く、詰まりやすいフィリピンのトイレでは、「トイレットペーパーを流してはいけない」と言う決まりがあります。便器の近くに置かれたゴミ箱に捨てて下さい。フィリピンは、トイレットペーパーを自分で用意するのが一般的です。高級モールには設置されていることもありますが、念のためペーパーは持ち歩きましょう。
マニラ首都圏内は、公共の場ではタバコが吸えないエリアがあります。例えばマカティ市では、100平方メートル以下の公共施設では喫煙が出来ない上、それ以上の面積の施設では、排気設備が整った施設でのみ喫煙が許されているのです。違反すると罰金が科せられます。
フィリピン人との面談する際、結婚や収入、宗教、持ち物の値段など、プライベートなことを聞かれることが多くなります。これらの質問に答えたくない際は、丁寧に話をそらすようにしましょう。質問に対して不機嫌な態度を取ると、相手のメンツを汚してしまったことになります。また、不躾な質問とは裏腹にフィリピンでは、直接的な表現よりも間接的な表現が好まれます。
日本では「相手の目を見て話す」と教育されますが、フィリピンでは、相手の目をジッと見ているのは「ぼぉっとしている」とみなされてしまうので、気を付けて下さい。
フィリピンでは、役職+姓で呼ぶのが礼儀です。役職のない方を呼ぶ場合は、「Mr.」「Mrs.」「Miss.」などを付けて呼びましょう。姓が分からない場合は、「sir」や「Maam」を使います。
フィリピン人はニックネームを持っていますが、その名前を呼べるのは親しくなってからです。相手からニックネームで呼ぶように言われたら、それは栄誉として受け取りましょう。お返しに、あなたもニックネームで呼んでもらって下さい。そのために、ニックネームを作っておくことをおすすめします。
フィリピンのビジネス文化では、贈り物の交換は、ビジネスでの結び付きを強くしてくれます。何かを契約したら、贈り物を準備しましょう。ただし、高価すぎると賄賂とみなされてしまいますのでご注意下さい。一般的には、有名レストランでの食事、質の高いペン、香水、ウィスキー(男性にのみ)が喜ばれます。
フィリピン人のご自宅に招待を受けた場合は、花やチョコレートなどを持って行く、もしくは事前に送っておきましょう。お酒や料理を持って行くのはNGです。招待されたら、15分~20分程遅れて行くのがマナーです。帰る際は口頭でのお礼だけではなく、後日お礼のカードを贈りましょう。
プレゼントをもらった時はその場で開けるのではなく、一人の時に開けて下さい。
食事を始める時は、目上の人が食べ始めるまで待たなくてはいけません。そして、食べた料理は一口分残しておきましょう。「充分満足しましたよ」と言う意味になるのです。ライスにおかずを乗せ、混ぜるようにして食べます。
※こちらに掲載の情報は変更になることがありますのでご注意下さい。